モイーズ監督の熱意か、強豪リバプールか イングランド新鋭FWが下す決断は
ソシエダの20倍の年俸を準備するリバプール行きが濃厚
バーンリーのU-21イングランド代表FWダニー・イングスが今夏リバプール移籍に傾いているという。英地元紙「ミラー」が報じている。
今季いっぱいでバーンリーとの契約が満了を迎えるイングスには、リバプールが関心を示していた。イングス自身もリバプール移籍を望んでいることから、相思相愛の関係にあった。
しかし、ここにレアル・ソシエダのデイビット・モイーズ監督が割って入るようにイングス争奪戦に参戦。若きイングランドの至宝をスペインまで招待し、スコットランド人指揮官は移籍に向けた説得を行ったという。その成果で、一時はイングスの心がソシエダに傾いたとも地元メディアで報じられていた。
だが、ここで大きな問題が生じている。ソシエダがイングスに用意できる年俸が30万ポンド(約5400万円)なのに対し、リバプールはその20倍となる600万ポンド(約10億8000万円)を準備しているという。その圧倒的な金額差から、イングスは最終的にリバプール行きを選ぶ可能性が高まっている。
リバプールはエースのFWダニエル・スターリッジを筆頭に、今季はFWマリオ・バロテッリ、FWリッキー・ランバートを獲得し、来季からはリールに期限付き移籍中のFWディボック・オリギがチームに加わる。ストライカーのポジション争いが激化の一途を辿る。その中に、未来のイングランドを担うと期待されるイングスも参戦するのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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