ツイッターでの“口撃”の裏には因縁が……

　この歓喜のツイートの裏には因縁が存在したという。今季開幕戦でスウォンジーがオールド・トラッフォードの会議室で昼食をとることをファン・ハール監督がなぜか拒否。ファン・ズウェーデン氏はこれに激怒し、「おい、ルイス。勝ち点3をハーグに持って帰るからな」などと言い放ったとされている。

　オランダ人指揮官はすかさず「試合後に会おう。お土産を持参できるか見てみるとしよう」と反撃したというが、その一戦で黒星を喫したオランダ人指揮官はズウェーデン氏の前に姿を現さなかったようだ。

　そして、スウォンジー戦前の記者会見でファン・ハール監督が「最近の19、20試合の結果を見れば、我々はリーグ最高のクラブだ」とした発言後に、ファン・ズウェーデン氏は「そうだ。私は彼が傲慢なバカ野郎だと気付いた」と批判していたという。

　ともに母国オランダで名声を誇る両者だが、記事ではファン・ハール監督はアムステルダム出身、ファン・ズウェーデン氏はデン・ハーグ出身でライバル関係にあったとされている。百戦錬磨の戦術家にも意外なところに“天敵”がいたようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images