エイバル乾、開幕戦フル出場で両軍最高タイ評価 W杯最終予選に向けアピール成功

マラガとの開幕戦、乾は左サイド2列目で先発 チャンスに絡んで1-0勝利に貢献

 エイバルの日本代表MF乾貴士は、現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第1節マラガ戦に先発フル出場。チームも1-0で勝利し、勝ち点3確保に貢献した。現地の全国紙でも両チーム最高タイの評価を受けている。

 昨季の乾はクラブのアジア戦略もあり、一度日本に帰国する時期があったものの、その直前でゴールを決め、さらに最終節バルセロナ戦で難易度の高い2ゴールを叩き込むなど、存在感を発揮した。新シーズンに入ってもメンディバル監督の信頼は厚く、開幕戦は左サイド2列目でキックオフの笛を聞いた。

 乾は前半17分、20分とボールを左サイドで受けると、相手の対応を見極めてゴール前にラストパス。どちらも新加入のシャルレスが合わせきれず、32分のドリブルからのミドルシュートも相手GKに防がれたが、何度かチャンスに絡んだ。

 後半に入っても乾の際どいクロスでエイバルの攻撃にリズムをもたらすと、同12分には右からのクロスにシャルレスが決めて先制点を奪う。乾は同33分に味方のパスを巧みにトラップして決定機を迎えたものの、相手GKのセーブにあい今季初ゴールとはならなかった。

 それでも献身的な動きを見せた乾は試合終了までプレー。現地紙「マルカ」の採点でも三つ星のうち、シャルレスらとともに両チーム最高タイの評価となる二つ星がつけられ、チャンスメイクに力を発揮したことを評価されている。24日に発表されるロシア・ワールドカップアジア最終予選、オーストラリア戦に向けた代表入りにアピールに成功したと言えるだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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