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浦和新体制リーグ3戦無敗キープ 悪天候で二度開始延期も…興梠2発でFC東京に勝利
当初の19時から20時に遅れてキックオフ 興梠のボレーで浦和が先制
浦和レッズが雷雨で1時間遅れのキックオフとなったゲームを制し、新体制になってからリーグ3戦無敗となった。19日のJ1第23節でFC東京をホームに迎え撃った浦和は前半にFW興梠慎三が2ゴールを決め、FC東京を1点に抑えて2-1で勝利した。
当初は19時キックオフ予定だったゲームだが、スタジアム周辺を雷雲が覆い、一度はキックオフを35分送らせると発表されたものの、天候は好転せず結局、1時間遅れの20時キックオフとなった。
拮抗した立ち上がりから先にスコアを動かしたのは浦和だった。前半17分、MF駒井善成が右サイドをFW李忠成とのワンツーで抜け出すと、中央に速いボールを供給。FW武藤雄樹のトラップはやや流れたが、そこに走り込んできた興梠が強烈な右足ボレーシュートを放つとGK大久保拓生の手を弾いてゴール。浦和が先制に成功した。
しかしFC東京は5分後に反撃。FW大久保嘉人が前を向くと、右サイドのMF室屋成が背後を取り、そこに大久保がピンポイントのパスを供給。室屋が中央に折り返すと、走り込んだMF橋本拳人が難なく押し込んで同点とした。
それでも、勝ち越しゴールを奪ったのは浦和だった。同30分、新加入のDFマウリシオを起点にMF柏木陽介がボールを受けると、李、武藤と流れるようにワンタッチパスがつながり、その仕上げは再び走り込んだ興梠。右足でゴール右に流し込んで決め、前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督時代からの武器である鮮やかなコンビネーションで浦和が2-1と再びリードを奪って前半を終えた。