レアル、ゲームメーカーのユベントス移籍拒否 97億円高額オファーに「ノー」
クロアチア代表MFコバチッチに対して、CL決勝で戦ったユベントスからオファー
欧州王者レアル・マドリードが、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦を戦ったユベントスから届いたゲームメーカーに対する高額オファーを断ったという。スペイン紙「AS」が報じている。
ユベントスが獲得を狙ったのは、レアルのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチだという。インテルでのプレー経験を持ち、イタリアでの実績も確かなコバチッチに対し、ユベントスは7500万ユーロ(約97億円)を提示。チームのラインナップが整いつつある8月後半のオファーとしてはかなり高額な移籍金を提示したが、レアルは「ノー」を突き付けたとされる。
先日、現地メディアでコバチッチはジネディーヌ・ジダン監督に対して「試合に出るか、レアルから出るか」という最後通告を行ったと報じられた。出場機会を欲するコバチッチに対する適切なオファーが届けば放出もやむなしと報じられていたが、ユベントスの高額オファーを蹴ったあたりから、ジダン監督はコバチッチの保持を求めているとも推察される。
コバチッチは今季の公式戦スペイン・スーパーカップ第1戦でスタメン出場、第2戦では出場なしという状況だった。レギュラー争いは激しいが、欧州王者で3シーズン目を過ごすことが濃厚になったコバチッチは、自身も納得するだけのチャンスをつかみ取ることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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