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仏リール、1試合で3人GK起用の珍事 奇才ビエルサが窮策もリーグアン初黒星
前半早々に2人が負傷、退場のリスクを考慮して3枚目のカードも切る大胆策
フランス1部リーグアンの第2節が現地時間13日に行われ、今季昇格したストラスブールがリールに3-0と完勝。この試合で、リールの3選手がGKを担当する珍事が起きた。
今季からリールを率いるのは、「エル・ロコ」(変人)の異名を持つ戦術家のビエルサ監督。アルゼンチン代表やチリ代表などで指揮を執り、2010年南アフリカ・ワールドカップでは62年大会以降W杯未勝利だったチリ代表を16強へ導く手腕を発揮している。
事の発端は怪我人の続出だった。リールは前半12分にMFチアゴ・メンデス、同19分にFWケビン・マルキュイが次々と負傷するアクシデントに見舞われた。前半33分にDFフォデ・バロ・トゥーレが警告を受け、退場のリスクを考慮したビエルサ監督は前半途中に3枚目の交代カードを切る大胆な策に出たが、結果的にこれが裏目に出てしまう。
後半18分、GKマイク・メニャンが相手の後頭部にボールを投げつけて一発退場処分となり、10人と数的不利に追い込まれた。もはや交代枠3つを使い切り、本職のGK投入も不可能という状況のなか、奇才ビエルサはそれまでストライカーとして動き回っていたFWニコラ・ド・プレヴィルのGK起用に踏み切る。
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