広島MF清水が決断、清水へ期限付き移籍 「自分自身の成長のために決めた」

契約期間は来年1月31日まで 「離れることにかなり悩みましたが…」

 サンフレッチェ広島は14日、MF清水航平が清水エスパルスに期限付き移籍すると発表した。契約期間は17年8月15日から来年1月31日までとなり、移籍期間中、広島と対戦する全公式戦に出場できない形となる。

 清水は広島のクラブ公式サイトを通じて「清水エスパルスに移籍することになりました。僕は約10年間広島で育ち、3度のJ1優勝など貴重な経験をさせてくれた愛着のあるクラブを離れることにかなり悩みましたが、自分自身の成長のために移籍することを決めました。今のこの苦しい時期に移籍を許してくれたチームには感謝していますし、スタッフや選手、いつも応援してくれている家族にも感謝しています。また、10年間応援していただいたファン・サポーターの皆さんには挨拶もせずに移籍してしまうことになり、申し訳なく思っています。清水エスパルスで活躍できるよう頑張ってきます!」とメッセージを残している。

 現在28歳の清水は東海大学付属大五高を卒業後、広島に加入。ルーキーイヤーの08年はJ2リーグで4試合1得点のなか、11年までは厳しい競争のなかで出場機会に恵まれなかった。しかし12年に24試合に出場し、4得点と結果を残すと、以降はコンスタントに出場を重ねるなど主力として稼働した。森保一元監督の下で12年と13年にリーグ連覇を飾り、15年にはチャンピオンシップを制して王者の座についた。

 今季ここまで12試合に出場していた清水。広島の黄金時代を知る男は、新天地の清水で躍動する姿を見せられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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