酒井宏所属のマルセイユが“闘将ジュニア”に熱視線 フィオレンティーナと争奪戦か
ジェノアのジオバニ・シメオネ、昨季35試合12得点の実績を評価
日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユが、新シーズンに向けた移籍市場で“闘将”の息子であるストライカーを獲得しようとしているという。イタリア衛星放送局「スカイ・イタリア」が報じている。
マルセイユが獲得を狙っているのは、ジェノアの元アルゼンチン五輪代表FWジオバニ・シメオネだという。昨季ヨーロッパデビューを果たした“シメオネ・ジュニア”は、リーグ35試合出場で12ゴール。鮮やかなバックヒールシュートの動画がセリエA公式で取り上げられるなど、話題にもなった。
シメオネに対しては、イタリアの名門フィオレンティーナも獲得に乗り出している。ACミランにエースFWニコラ・カリニッチを狙われている状況だけにストライカー獲得を視野に入れているが、ミランとのカリニッチ移籍交渉の進展を横目に見ながらだけに、話はまとまっていない。
そこで、マルセイユが一気に交渉をまとめようとしているという。マルセイユはこの夏の移籍市場でミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカの獲得に乗り出したと報じられたが、移籍金交渉で折り合いがつかなかったとされた。そこでイタリアで実績を作った上に、将来性も十分なシメオネへターゲットを変更した模様だ。
移籍市場で積極的な動きを見せているマルセイユがシメオネを獲得すれば、これまで以上に注目を集めることになりそうだ。シメオネの行く先は、イタリアの名門とフランスの名門、どちらになるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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