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香川、ボス新体制初出場 3トップの左でプレーするも得点に絡めず地元紙「採点なし」
左肩の故障から回復し、アーレン戦に後半16分から途中出場
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは12日、DFBポカール1回戦でドイツ6部のFCリーラジンゲン=アーレンと対戦して4-0で快勝。ドイツメディアはハットトリックを決めたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンに文句なしのチームトップ評価を与えた。途中出場の香川は採点なしだった。
ドルトムントはセットプレーの二次攻撃からスペイン代表DFマルク・バルトラが決めて先制。その後も危なげない試合運びを見せると、エースのオーバメヤンが1PKを含む3得点を挙げるなど4発のゴールラッシュで勝利を飾った。
ドイツ地元紙「WAZ」の採点(1が最高、6が最低)で、チームトップ評価を獲得したのは圧巻の活躍を見せたオーバメヤン。「1.5点」と単独トップの高得点を獲得した。
2位はスイス代表GKロマン・ビュルキの「2点」。3位で左サイドバックのスタメンに抜擢された18歳のDFニクラス・べステが「2.5点」で続いた。先制点のバルトラ、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス、MFマクシミリアン・フィリップが平均点の「3点」。チームワーストはドイツ代表FWアンドレ・シュールレの4.5点だった。香川を含む途中出場3選手は、いずれも「採点なし」に終わっている。
左肩の負傷から回復を見せた香川は、アーレン戦がペーター・ボス新監督の下で初の実戦となった。後半16分にFWシュールレに代わって出場し、3トップの左サイドでプレー。サイドに張ってプレーするわけではなく、場面に応じて中央や逆サイドにまで顔を出すなど、ユルゲン・クロップ元監督(現リバプール)やトーマス・トゥヘル前監督時代とは違ったポジションでの起用で得点には絡めなかったが、完全復活に向けて大きな一歩を踏み出した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images