開幕戦決勝弾のアーセナルFWにベンゲル感謝 控えでも「移籍を求めなかった」忠誠心讃える

「ある時点で彼に、私は門戸を開いたんだ」

 ラカゼット加入後のジルーには、移籍話がつきまとった。エバートン、ナポリ、マルセイユと移籍先候補が報じられたが、残留を決断したのはジルー本人だったという。

「ある時点で彼に私は門戸を開いたんだ。私には多くのストライカーがいるからね。それでも、彼はここにいたいと願った。我々は彼を愛しているし、最終的に彼は残留を決めたんだ」

 一度は移籍を許可したが、ジルーはアーセナルへの忠誠を誓った。2012年にモンペリエからガナーズに加わった当初はリーグアンの得点王だったが、世界的には知名度の低い存在だった。だが、毎年10ゴール以上を記録し続ける安定感を示すストライカーは、巨額年俸など条件面によって所属クラブを決めるスターが増えるフットボール界で、稀有な存在と言えるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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