Rマドリード元会長、モウリーニョ監督の退任理由を明かす

 

「プレッシャーに耐えきれなかった」

 

 レアル・マドリードのラモン・カルデロン元会長が現在チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が3年で退任した理由について「プレッシャーに耐えきれなかった」と明かしている。英国営放送「BBC」で語っている。

「レアルの監督という役目はとても、とても難しい。モウリーニョに起きたことを見れば分かる。彼はプレッシャーに慣れている男のはずだったが、レアルでは耐えきれなかった。モウリーニョが去った時の状況は最悪だった。彼は3年間で多くの問題を生み、クラブ内で多くの軋轢が生じたために去らなければいけなかった」

 2006年から09年まで白い巨人の会長を務めたカルデロン氏はスペシャル・ワンのレアルで直面した苦境についてこう語っている。

「レアルで2、3年以上指揮を執るというのは本当に重責なんだ。モウリーニョはいい仕事をしたと思う。チャンピオンズリーグに優勝した。だが、状況が静かで落ち着いていれば、すべてはスムーズにいったと思う」

 マドリードでの3年間でモウリーニョ監督はリーグや国王杯などのタイトルを獲得したが、世界最強クラブを率いる重圧は強固な精神力を持つポルトガルの名将にも少なからず影響があったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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