新生ミラン、異名「虎」の点取り屋に38億円オファー判明 モナコは移籍金の増額要求

モナコFWファルカオ獲得に乗り出したミラン 一度は断られるも…

 ACミランは今季2億ユーロ(約256億円)以上の補強費を投じてチームを刷新しているが、ワールドクラスのストライカー獲得という名門復活への最大のワンピースがまだ埋まっていない。

 ドルトムントFWピエール=エメリク・オーバメヤン、チェルシーに移籍したスペイン代表FWアルバロ・モラタらスーパースター獲得に失敗するなか、新たに「エル・ティグレ (虎)」の異名を持つコロンビアの点取り屋に移籍金3000万ユーロ(約38億円)のオファーを出していたことが明らかになった。フランフ地元誌「フランス・フットボール」が報じている。

 ミランが獲得に乗り出しているのは、モナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオだ。虎の異名通り、アトレチコ・マドリード時代に欧州屈指のストライカーと称されたファルカオだが、2014シーズンのマンチェスター・ユナイテッドと15シーズンのチェルシーで合計5得点。故障の影響もあり鳴かず飛ばずに終わった。しかし、昨季モナコに復帰すると、29試合21得点と復活を果たしている。

 ミランは3000万ユーロのオファーを出したが、モナコはこのオファーを一度断ったという。そして、移籍金の増額を要求していると報じられている。

 昨季までのエースストライカーだったコロンビア代表FWカルロス・バッカは放出が既定路線と見られている。中国人オーナーのリー・ヨンホン氏がチャイナマネーを注ぎ込んだ新生ミランで、ファルカオがチームの顔になるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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