イラン代表が政治的理由で2選手追放、批判集まる イスラエルのクラブと対戦が原因
政府の介入を禁じるFIFAは現在静観
イランではイデオロギーがスポーツを越えると考えられているが、サッカー界だけでなく、一般社会からも2選手が救済されるべきという世論が強いという。同紙はイラン人サポーターの「彼らはイランのためにプレーするのではなく、彼らに投資したクラブのためにプレーしていた」という声を紹介している。
また、FIFA(国際サッカー連盟)は政府によるサッカーへの政治的な介入を禁じている。今回の件もそれに抵触する可能性が大いにあるが、現時点では反応なく静観している。
来年のロシア・ワールドカップに向けて、すでにアジア最終予選の突破が決まっているイランだが、内側に抱える根深い問題が浮き彫りとなっている。2選手は、ロシアでイラン代表としてピッチに立てるのか。FIFAの対応も含め、注目が集まる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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