ドルトムントMFデンベレが練習を無断欠席 造反行為にクラブは出場停止と罰金処分

バルセロナ移籍が噂されるデンベレ 来週まで全ての練習参加と試合出場禁止に

 ドルトムントのフランス代表MFウスマン・デンベレはバルセロナへの移籍が噂されたなかで突如チーム練習を欠席したことが問題となり、クラブから出場停止と罰金処分を下されることになった。クラブ公式で発表された。

 デンベレはブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマンへ放出したバルセロナが獲得に動いていた。これに対し、クラブは現地時間10日に公式声明を発表し、バルセロナからのオファーはデンベレの価値に見合うものではなく、現在の移籍市場での相場にも合致するものではないとして拒否したことを明かしていた。

 しかし、同日の練習にデンベレの姿がなく、ペーター・ボス監督も戸惑いを見せた。仏紙「レキップ」では、バルセロナに向かい、移籍が決まる寸前だと報じていた。

 この一件についてミヒャエル・ツォルクSDは「本日、ウスマン・デンベレは妥当な理由なく、そして故意的に練習を欠席した。当然ながらこの振る舞いに対して、我々は処罰を下す」と、デンベレの行為がクラブに無断だったことを明かした。20歳のウインガーは来週まで全ての練習参加と試合への出場を禁じられた。

 ドルトムントは現地時間12日にDFBポカール1回戦でドイツ6部のFCリーラジンゲン=アーレンと対戦する。クラブ公式サイトによる予想スタメンに名を連ねていたデンベレだが、造反行為によって今季最初のカップ戦は欠場することになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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