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フェネルバフチェ会長がドルトムントの狙い暴露 “トルコのメッシ”を巡る舞台裏とは?
モルにレンタル料2.5億円、完全移籍への切り替えオプション10億円の提示をするも…
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのトルコ代表MFエムレ・モルは、セリエAインテルへ期限付き移籍が濃厚とされる。そんななか、獲得を逃したトルコの強豪フェネルバフチェの会長がドルトムントの狙いを暴露している。
トルコ紙「Haberturk」の取材に応じたアジジ・イルディリム会長は、ドルトムントに対してレンタル料200万ユーロ(約2億5000万円)に加え、完全移籍への切り替えオプション800万ユーロ(約10億円)のオファーを投じていたことを公表。すでにトルコ代表にも選出され、“トルコのメッシ”との異名を取る若手有望株を、母国で確保する狙いがあったようだ。
しかし、ドルトムントにそのオファーを断られ、インテルとの交渉を優先的に進められたことに怒りを覚えたのか、イルディリム会長はドルトムントの狙いを口にしている。
「我々のオファーは良いオファーだったはずだが、あのドイツクラブはインテルになんとか彼を送り込もうとしている。なぜなら、彼らはインテルの数人の選手に興味を持っているからだ」
ドルトムントがインテルと交渉をしているのは、代替要員に興味を持っているからだという。モルの移籍は成立が近いと言われながらも正式合意に至っていないが、ともすればドルトムントのそうした思惑が一因なのかもしれない。
果たして、ドルトムントはインテルからどの選手の獲得を狙っているのか。それ次第では、モルの移籍交渉も一気に進展がありそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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