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メキシコの英雄マルケス 麻薬密売人と関与で米財務省から制裁 組織の“看板役”の疑い
メキシコ代表の象徴的な存在のDFマルケス、制裁リスト入りで各国メディアが一斉報道
バルセロナで活躍し、メキシコ代表の象徴的選手でもあるDFラファエル・マルケス(アトラス/メキシコ)が麻薬の密売人との関与があるとして、アメリカ財務省から制裁を受けることが発表された。
マルケスは麻薬組織の主要人物であるラウール・フローレス・ヘルナンデスという人物と関与のある21人のうちの1人と特定されている。それだけでなく、マルケスはヘルナンデスら組織と長年に渡る付き合いがあり、看板人物となっていたとされている。また、メキシコではサッカークラブを含むレストラン、カジノなど42の組織・団体も麻薬組織との関与があるとして、制裁の対象となっている。
マルケスら制裁リスト入りした人物、組織はアメリカ司法権の管轄下にある資産が凍結され、アメリカ内での取引が禁止となる。
38歳のマルケスはモナコやバルセロナといったヨーロッパのクラブで実績を残した。メキシコ代表としてはすでに140試合以上に出場し、ワールドカップには2002年日韓大会から14年ブラジル大会まで4大会連続出場を果たし、今夏のコンフェデレーションズカップにも出場していた国も英雄的存在。それだけの選手なだけに、世界各国メディアが一斉に報じる事態となっている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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