柏木の芸術弾で浦和が4戦ぶり白星! 約4カ月ぶり無失点で関根ラストマッチを勝利で飾る

敵地で甲府を1-0と破り、堀体制初勝利

 浦和レッズが、新体制初勝利でリーグ4試合ぶりの白星を飾った。9日のJリーグ第21節の敵地ヴァンフォーレ甲府戦で、浦和は前半にMF柏木陽介が芸術的なループシュートを決めて先制。その1点をリーグ戦では4月16日の第7節FC東京戦以来の無失点で守り切り、1-0の勝利を手にした。

 前節からミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除し、堀孝史コーチを監督に昇格させて戦っている浦和は、ドイツ2部インゴルシュタットへの移籍がクラブ間合意に達してラストマッチになったMF関根貴大をスタメンに起用した。

 立ち上がりからペースをつかんだ浦和がスコアを動かしたのは前半19分、柏木が縦パスをFWラファエル・シルバに入れると、ボールを追いかけるようにしてスピードアップ。トラップしてタメを作ったシルバからのリターンを受けた柏木はペナルティーエリアに侵入すると、相手GK河田晃兵のポジションを見てループシュート。これが綺麗な放物線を描いて逆サイドのネットに吸い込まれた。

 浦和の1点リードで迎えた後半は甲府が浦和陣内に入り込む回数も増えたが、ここまでリーグ20試合11得点と得点力不足に苦しむ甲府は、同21試合で38失点の浦和守備陣を崩せず。双方ともにゴール前に入り込む回数の少ないゲームはそのままタイムアップを迎え、浦和が1-0で勝利した。

 このゲームがラストマッチの関根は右サイドで後半38分までプレーしたが、やや空回りする面も多く、同15分にはイエローカードを受けた。得点に絡むことはできなかったが、ジュニアユースから数えれば9年半プレーした浦和での最後のゲームを勝利で飾った。

 浦和が無失点でゲームを終えるのはリーグ戦では4月16日のFC東京戦、公式戦では5月31日のAFCチャンピオンズリーグ・済州ユナイテッド戦で延長戦まで含めて3-0で勝利して以来となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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