コウチーニョは売らない! バルサ移籍秒読み報道もクロップは慰留に望み捨てず

ネイマールPSG移籍による“玉突き移籍”発生か 離脱となればリバプールに大打撃

 ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマン(PSG)に売却したバルセロナは、3トップの左を務められるビッグネームの獲得に躍起となっている。そうしたなかリバプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの獲得に迫っていると報じられているが、英紙「デイリー・ミラー」によるとユルゲン・クロップ監督は“非売品”と主張しており、徹底抗戦の構えを見せているという。

 スペイン紙「スポルト」は、コウチーニョとの契約を結ぶためにバルサ関係者がリバプールへ渡る予定だと報じている。その一方で、リバプール側は最後まで残留への望みを捨てていない。「デイリー・ミラー」紙は、クロップ監督がアジアツアー中にコウチーニョとミーティングの場を持ち、不動の司令塔に対して最大の誠意を尽くした言葉をかけたと伝えている。

 コウチーニョは今年1月にリバプールと新たに5年契約を更新。クラブの悲願となっているプレミアリーグ制覇へ向けて、攻撃陣の核として不可欠な存在となっている。それだけに、もしネイマール移籍の玉突きでコウチーニョをバルサに奪われるようなことがあれば、チームにとって大打撃となるのは必至で、クロップ監督も最後までコウチーニョ残留の希望を捨てていない。

 かつてリバプールは、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスをチェルシーに、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスをバルセロナに引き抜かれるなど、チームの骨格をなすメーンキャストを失ってきた経緯がある。今回も慰留に向けて全力を尽くしているが、果たしてコウチーニョの決断はどのようなものになるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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