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日本代表も“被害者”に…超絶PK「パネンカ歴代10選」 ジダン、トッティらが美技
発祥はチェコスロバキア代表のパネンカ、スペイン紙が歴代一撃から厳選
得点の大きなチャンスであるペナルティーキック(PK)。ここで相手GKの心をへし折り、自らの度胸の大きさを試すのがチップキックだ。スペインでは人を食ったようなこのシュートを「パネンカ」と称するが、スペイン紙「AS」メキシコ版はパネンカ10個を厳選。日本代表も“被害者”として取り上げられている。
そもそも「パネンカ」はサッカー選手から名づけられたものだった。チェコスロバキア代表MFアントニーン・パネンカは1976年欧州選手権・決勝西ドイツ戦のPK戦、相手GKゼップ・マイヤーを右に飛ばせてからフワリとした弾道のシュートでゴールネットを揺らした。パネンカの成功によって、チェコスロバキアは欧州ナンバーワンの座に輝いている。
現代サッカーの名手たちも「パネンカ」を見せる場面があった。現在レアル・マドリードの指揮を執るMFジネディーヌ・ジダン(フランス)は2006年ドイツ・ワールドカップ決勝で、GKジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)相手に先制点となるPKを柔らかな軌道でゴール右隅へと収めた。ただ、この一撃以上に印象に残っているのは、延長戦でDFマルコ・マテラッツィに見舞った頭突きであるのは世界中の共通項だろう。
アズーリが誇るファンタジスタとレジスタも、それぞれチップキックを決めている。昨季限りでの引退を決めたFWフランチェスコ・トッティは2000年欧州選手権準決勝・オランダとのPK戦。そしてACミランやユベントスの黄金時代を築いたMFアンドレア・ピルロは2012年欧州選手権準々決勝・イングランド戦でそれぞれ成功。そのスキルと度胸で流れを呼び込み、どちらの試合でも勝利を収めている。