「毎日が楽しかった」浦和からドイツ2部への挑戦 電撃移籍の関根が語る覚悟
「ドイツに行っても刺激し合える存在で…」
プロとして3年半を過ごした浦和について、「プロフェッショナルな選手たちが揃っていて、練習までの準備や体のケア、サッカーを大切にする生活と、いろいろなことを学びました。ドイツに行っても、刺激し合える存在でいたい。ここでのサッカー人生は、毎日が楽しかった。Jリーグで結果を残してからと思っている人もいると思いますけど、浦和で成長してきたものをドイツで見せることが恩返しになると思う。このクラブは忘れることができない場所なので」という言葉を残している。
移籍先はドイツでも2部に降格したばかりのインゴルシュタット。関根は「できれば1部が良かったけど」と笑いながら、「1年で1部を目指せるチームだし、成長していく。ここからがまた新たなスタート」と決意を語った。
昨年の夏にはリオデジャネイロ五輪のメンバー選考から外れ「次はもうA代表しかない」と決意を語っていた。対人突破力に優れる関根がドイツで急成長を見せるなら、バヒド・ハリルホジッチ監督の目も向くはずだ。
浦和は9日にアウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦する。関根は「甲府戦までは浦和の選手」と話した。10日に渡独してメディカルチェックを受けるという状況から、メンバー入りは現場だけでなくクラブ全体の判断も必要なものになるが、カウントダウンが始まっている中で浦和での3年半を胸にドイツでの活躍を誓った。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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