「毎日が楽しかった」浦和からドイツ2部への挑戦 電撃移籍の関根が語る覚悟

インゴルシュタットへの移籍が決定 札幌戦後にオファーが届く

 浦和レッズのMF関根貴大は、ドイツ2部インゴルシュタットへの移籍がクラブ間合意に達したが、念願の海外移籍への経緯と、チームが苦境にあるなかでの決断に対する苦しい胸の内を語った。

 浦和は0-2と敗れた7月29日の北海道コンサドーレ札幌戦後にミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除。堀孝史コーチを監督に昇格させ、5日の大宮アルディージャ戦を戦った。結果的に、2-2の引き分けに終わったこの“さいたまダービー”がホーム埼玉スタジアムでのラストゲームになった。その試合前の時点で「リリースもできなかったんですけど、埼スタが最後だと分かっていた」のだという。気合を込めたゲームは「ちょっと空回りした」が、「それも持ち味だと思うので」と、にこやかに話した。

 関根の下に正式なオファーが届いたのは札幌戦の後のことで、まさに電撃移籍となった。クラブからは「この状況を一緒に乗り越えてほしいという話をもらった」というが、最終的には「自分の海外に挑戦したい気持ちが一番強かった」ことで決断に至ったと話す。そして「率直に、挑戦したい、どれだけやれるか確認したかった」と強い思いで移籍を決意した。

 関根は2014年に浦和ユースからトップに昇格し、リーグ106試合に出場。そのデビュー戦は、無観客試合となった清水エスパルス戦だった。初ゴールは元ウルグアイ代表FWフォルランが所属していたセレッソ大阪戦で、チケット完売の超満員と一戦で決勝ゴール。デビューシーズンから出場機会だけでなく話題も集めた。

 

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