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ネイマール父がPSG移籍の“黒幕説”否定 慰留に動くもバルサ側の態度で「心が変わった」
スペインメディアに語る 「バルサに留まるように息子を説得しようとしたが…」
ブラジル代表FWネイマールは、バルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍を果たし、新たな本拠地パルク・デ・プランスに集まった4万7000人のファンの前でのお披露目が済むなど、すでにパリの一員となった。しかし父親のネイマール・シニア氏は、2600万ユーロ(約34億円)とも言われる契約更新料の支払いがバルサからなかったとされる点に不満を持っているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
ネイマール・シニア氏は、スペインのラジオ局「COPE」の取材に応じた。「私は最初バルサに留まるように息子を説得しようとしたが、幹部の振る舞いで私は心が変わった」としたうえで、「難しい選択だったよ。あなたは父親として、息子が去就の決断を下す時、彼に残留を強制できるだろうか?」と、移籍はあくまでネイマール自身が下した判断だとした。
今回のPSG移籍では、ネイマール・シニア氏には昨年の契約更新時の“ボーナス”が入るのではないかと見られていた。それは8月以降にバルサと契約を結んでいた場合、契約更新料として2600万ユーロが支払われるという条項だ。しかし前述の通り、ネイマールは8月の声を聞くと同時にPSGへと移籍。これによってバルサ側は条件を満たしていないとして、更新料の支払いを拒否しているという。
「マルカ」紙がバルサ関係者に取材したところ、「怒りだけで接するのは良くない。今、彼(シニア氏)は契約更新プレミアムの保留に怒っているのは間違いないが、時間がすべてを解決するだろう」としている。今回の移籍劇でお金に貪欲なイメージがついたシニア氏は、どのような判断を下すのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images