アーセナルDFが昨季FA杯決勝の裏話披露 対峙したチェルシーFWを「変人と罵った」
大一番で激しいバトルを繰り広げたホールディングとコスタ
アーセナルのDFロブ・ホールディングは昨季のFAカップ決勝で、チェルシーのFWジエゴ・コスタと激しくやり合い、試合中にこめかみを指差して“お前はクレイジーだ”というジェスチャーで応戦したことが話題となった。21歳のイングランド人DFはファンイベントで、この試合中にコスタを変人呼ばわりしていたことを明かしている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。
3バックの一角としてFA杯決勝のピッチに立っていたホールディングはコスタをマークし、ピッチ上で激しい接触を繰り返した。前半早々には二人がもつれ合って倒れる際、先に体勢を崩したコスタが相手を首投げにするような格好となり、ホールディングが激昂するシーンもあった。
互いに詰め寄った際、ホールディングはコスタに向けてこめかみを指差して「お前はクレイジー」というジェスチャーをした。このシーンは、動画サイトなどでも拡散されて有名になっていた。クラブのQ&Aイベントで、この試合中にコスタに何を言っていたのかを質問されたホールディングは、「罵るための言葉を言った。あの後、僕は彼のことを“nutter”と呼んだ」と答えたという。
“nutter”は英国で使われるスラングで、「おかしなやつ」、「気が狂った人」という意味を持つ。ホールディングはコスタへのジェスチャーに合わせて、試合中にこう呼んでいたという。試合は2-1でアーセナルが勝利し、2シーズンぶり13回目のFA杯優勝を達成したが、タイトルの懸かった大一番ということもあり、ピッチ上では相手を挑発するマインドゲームが展開されていたようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images