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アルベルティーニ氏が古巣ミランに厳しい視線 インザーギ体制に「精査」の必要性説く
有力OBの提言「未来を見据えて、プロジェクトを組み立てる必要がある」
ACミランの有力OBである元イタリア代表MFのデメトリオ・アルベルティーニ氏が現在リーグ11位に低迷する古巣のフィリッポ・インザーギ監督について「精査しなければいけない」と厳しい意見を出している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
アルベルティーニ氏はインタビューで、かつて世界屈指の強豪と呼ばれたミランの凋落について質問を受けている。
「歴史を持つミランが痛ましい状況だ。サンシーロは半分が空席、魂のないチーム。インザーギの時は終わったのか?」
現状を憂慮する質問に、かつてグランデ・ミランの中盤に君臨したアルベルティーニ氏は「ピッポのような監督を起用するなら、支えなければならない。だが、8か月後に明らかに精査する必要がある。個々の選手たちは、今の順位よりも価値のある選手たちだ。ミランの状況をはっきり考える必要がある。今は過去の栄光を反映できないが、未来を見据えて、プロジェクトを組み立てる必要がある」と語っている。
インザーギ監督はミランのレジェンドであり、サポーターのアイドル的存在。アルベルティーニ氏はそのスターに配慮しつつ、就任以来8か月が経過した指揮官に対してしっかりと評価し直す必要性を訴えている。ミラン監督就任までトップチームを指揮した経験がなかったインザーギ監督だが、序盤は鋭いカウンター攻撃でセリエAで最も攻撃力のあるクラブと高い評価を受けた。しかし、その後は失速し、現時点での1試合平均の勝ち点はここ30年間で最低の1・302にまで落ち込んでいる。その現実に対し、アルベルティーニ氏は厳しい視線を向けている。
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