浦和が88分に痛恨の失点… 大宮とのさいたまダービーに2-2で引き分け、新体制初陣飾れず

ホームで二度のリードを守れず

 浦和レッズの監督交代後の初戦となった“さいたまダービー”は、2-2の引き分けに終わった。5日のリーグ第20節で、ホームに大宮アルディージャを迎え撃った浦和は後半にMF柏木陽介のゴールで勝ち越したが、試合終了2分前に同点弾を許して引き分けた。

 前節のコンサドーレ札幌戦に0-2で敗れた後にミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除し、堀孝史コーチを監督に昇格させた浦和は、3バックを継続。DF槙野智章が出場停止の左ストッパーには、MF宇賀神友弥を下げた。そして左ウイングバックにはMF菊池大介を、リーグ戦では4月16日のFC東京戦以来のピッチに送り込んだ。

 拮抗したゲーム展開のなかで、浦和が先に大きなチャンスを得た。FKからの流れで大宮守備陣のハンドでPKを得ると、キッカーはFW興梠慎三。古巣対決となった大宮GK加藤順大を助走のフェイントで先に倒し、ゴール左に冷静に蹴り込んだ。この前半27分の先制点で浦和が1-0とリードして後半に入った。

 後半も浦和は危なげなくゲームを進めていたが、まさかの形で同点ゴールが生まれた。後半21分、自陣で相手オフサイドによりFKを得た浦和は、宇賀神がDF遠藤航に横パス。しかし、遠藤はこのパスに全く気が付いておらず、ボールは大宮FWマルセロへ。そのマルセロからパスを受けた途中出場のFWマテウスが左足で冷静に蹴り込み、1-1の同点となった。

 

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