J1第19節インターセプト成功数TOP20 一発退場の浦和DF槙野が意外にも…
J1第19節ランキングTOP20
【パス&キーパス成功数】 【攻撃時チャレンジ成功数】 【守備時チャレンジ成功数】 【タックル成功数】 【クロス成功数】 【PAへのパス成功数】 【空中戦勝利数】 【インターセプト成功数】
DFソン・ジュフン、DFキム・ミンヒョクと韓国勢が上位占める
7月29日、30日に開催されたJ1第19節。「InStat」社のデータを基に「インターセプト成功数」を発表する。
読みの鋭さも示すインターセプト成功数、1位はアルビレックス新潟のDFソン・ジュフン(17回)。タックル成功数でランクインしたMFロメロ・フランク、DF矢野貴章がフィルターとなり、ソン・ジュフンと6位MF磯村亮太(10回)で奪うケースが多かった。呂比須ワグナー監督就任後も敗戦、失点傾向は続いているが、守備戦術は少しずつ浸透している。
2位はサガン鳥栖の元韓国代表DFキム・ミンヒョク(16回)。ディフェンスリーダーのMF谷口博之が負傷離脱し、タイプの異なるDF青木剛と組むケースが増えてきた。かつてはフィジカル頼りの守備も多かったが、インターセプト数の多さは読みが鋭い証拠とも言えるだろう。
3位にはガンバ大阪の日本代表DF三浦弦太(13回)がランクイン。ディフェンス項目の数値を全て見ると、総合的にハイアベレージを残していることが最近の三浦のポイントである。数値傾向としては、北京五輪やブラジル・ワールドカップメンバーに滑り込んだ森重真人(FC東京)と近似しており、鹿島DF昌子源やDF植田直通ら代表招集のライバルたちと比較しても、勝るとも劣らないデータが状態の良さを物語っている。
興味深いのは、浦和レッズの日本代表DF槙野智章(8回)。札幌戦では一発退場してチームも敗戦しており、最近の試合でも失点責任に絡む傾向は見られたが、意外にもインターセプト回数は多い。1試合通じた数値ではなく、退場処分により前半途中までのデータでランクインしているのは、果敢にボール奪取を狙っていたからに他ならない。
【第19節の結果/7月29日・30日】
札幌 2-0 浦和
鹿島 3-0 甲府
川崎 2-5 磐田
横浜FM 2-2 清水
G大阪 3-1 C大阪
神戸 3-1 大宮
仙台 1-1 柏
広島 0-1 鳥栖
FC東京 1-1 新潟
データ提供元:InStat
【了】
Evolving Data labo●文 text by Evolving Data labo
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images