監督解任後の新生浦和が大宮戦のスタメン発表! さいたまダービーで見える“堀カラー”
ペトロヴィッチ監督解任後の初戦、ほとんど出場機会のなかったMF菊池が先発
浦和レッズはミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除し、コーチから昇格した堀孝史監督の下で初戦となる5日の大宮アルディージャ戦のスタメンを発表した。前体制でほとんど出場機会のなかったMF菊池大介が起用されるなど、“堀カラー”が透けて見えた。
浦和は試合前の2日間を、前体制では全く行わなかった非公開練習で行った。このゲームは前節のコンサドーレ札幌戦でレッドカードを受けたDF槙野智章が出場停止になり、そのゲームでDF那須大亮が約6週間の負傷と台所事情が苦しいなか、堀監督はMF宇賀神友弥を3バックの一角に据えた。
中盤では、左サイドに菊池を起用した。今季、湘南ベルマーレから加入した菊池だったが、今季は公式戦7試合の出場にとどまり、フル出場は一度もなし。リーグ戦の登録18人のメンバーに入るのは5月4日の鹿島アントラーズ戦以来となった。同ポジションができるMF駒井善成をベンチスタートにしているところからも、堀新監督になって変化が現れた部分だ。
また前線には、古巣対決となる大宮戦でズラタンをスタメンに起用。FWラファエル・シルバとFW李忠成をベンチスタートとした。また、今季は天皇杯1試合しか出場していないMF平川忠亮、6月4日の柏レイソル戦以来になるMF矢島慎也、今季公式戦4試合出場のDF田村友をベンチ入りさせるなど、ベンチメンバーを含めた陣容には変化が生まれている。
4月30日のアウェー大宮戦に敗れてから一気にトンネルに入り込んでしまい、監督交代という事態にまで陥った浦和だが、その因縁の“さいたまダービー”第2ラウンドを復活への序章とすることができるだろうか。
浦和のスタメンは以下の通り。
GK
西川周作
DF
森脇良太
遠藤 航
宇賀神友弥
MF
関根貴大
柏木陽介
阿部勇樹
菊池大介
ズラタン
武藤雄樹
FW
興梠慎三
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images