すでに11、12月開催は確定、来月のFIFA理事会で承認へ

　2022年FIFAワールドカップカタール大会が史上初の11月、12月の開催に決まったと米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版が報じている。

　複数の情報筋として、22年カタール大会は11月から12月にかけて行われることで合意に至ったと同誌は伝えている。FIFAの専門委員会が来週中に行われ、来月チューリッヒで行われるFIFA理事会で最終決定が下される予定だという。

　砂漠気候特有の暑さが広がるカタールでは、W杯が通常開催される時期に日中の最高気温が40度を超える。そのため夏開催には選手や観客の健康問題を危惧する声も出ていた。さらにはカタール大会は招致に関して投票権を持つFIFA理事への贈賄疑惑など様々な問題が浮上し、開催の是非を問う声も上がっていた。

　11月開催が正式に承認されれば、欧州クラブはシーズン中の開催となるために、各国リーグ戦などの日程見直しや21年のコンフェデレーションズ杯の開催期間の変更も迫られる可能性が出てくる。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images