独代表MFクロースが移籍先にマンUではなくRマドリードを選んだワケとは?

「今プレーしているポジションは本当に難しい」

 さらにクロースは、現在プレーしている中盤の底のポジションについても、その難しさを口にしている。

「今プレーしているポジションは本当に難しいよ。今まであまり経験していない位置だしね。このポジションはすべてをこなさなければならない。オフ・ザ・ボール時のポジショニングはもちろん、守備のケアや攻撃の組み立てをバランスよく配分しなければならない。

 うまくプレーできていない時もあると思う。だけど、アンチェロッティは始めからずっと僕に信頼を置いてくれているよ。僕はここで選手としてもっと成長できると確信している」

 昨年のW杯ブラジル大会でもドイツ代表の優勝に最も貢献した選手の1人とされているクロースが、数ある選択肢の中でレアル行きを決断した背景には、アンチェロッティ監督との深い信頼関係が存在していたようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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