メールで戦力外通告のコスタ、弁護士通じコンテ監督を痛烈批判「敬意を欠き、許せない」

正式に移籍を要求、「彼がプレーしたのはアトレチコ」と弁護士が明かす

 チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタはアントニオ・コンテ監督の構想外となり、チームから孤立した状況が続いている。同選手の弁護士はテキストメッセージ(ショートメール)でコスタに戦力外通告を突きつけたコンテ監督を痛烈に批判。法的手段を講じて移籍する姿勢を明確にしている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 コスタは昨季プレミアリーグで20得点を挙げる活躍で、チェルシーの2季ぶりとなるリーグタイトル獲得に貢献。しかし、オフシーズンにコンテ監督からテキストメッセージで戦力外を言い渡されていた。現在は古巣アトレチコ・マドリードやACミランへの移籍が噂されているが、いまだに去就が不透明な状況となっている。

 コスタの弁護士を務めるリカルド・カルドソ氏は「我々はジエゴ・コスタの移籍を可能にするため、チェルシーに対して、いかなる法的手段を取ることも辞さない」と主張。「正式に移籍を要求する」として、コンテ監督を痛烈に批判している。

「6月、彼はスペイン代表に参加している時にアントニオ・コンテからSMSメッセージで解雇された。この手法が取られたこと、そしてその事実が公となったことはアンフェアで、選手への敬意を欠き、受け入れられないし、許せない」

 そして、カルドソ氏によれば「現時点で彼が最もプレーしたいと思っているのはアトレチコ・マドリード」とも明かしている。アトレチコはFIFA(国際サッカー連盟)から来年1月までの補強禁止処分を下されているが、それでもコスタの望みは愛着ある古巣への復帰が第一だという。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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