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大会連覇の立役者16歳FW久保が明かす 「明確に成長した」と自負する部分とは?
決勝点後には16歳らしい一面も
「去年は決勝の舞台では20分ぐらいしかプレーしていませんでしたが、今年はフルで出場できました。そこは明確に成長した部分だと思いますし、試合を通して、去年は先輩たちに支えてもらって、作ってもらったチャンスを自分がしっかりと決めるという形でしたが、今年は自分がチャンスを作るという形も途中から意識してやっていきました。なかなか(自分が)点を取れない試合もありましたが、良かったと思います」
準決勝の川崎フロンターレU-18戦では「得意な形になっています」と話した左サイドの突破から、相手がラストパスを警戒したところシュートを放って原大智の先制点を導く。そしてこの日も、その左サイドからチームを勝利に導く一撃を叩き込んだ。
プレーでは冷静沈着さが目立つ久保だが、決勝点後には会場で声援を送っていた応援団のもとへと走り歓喜の声を挙げるなど、16歳らしい一面も垣間見せた。「去年に続いて2年連続で、西が丘というホームのような場所で優勝できたことは嬉しいです」と多くのファンが駆けつけたファンにも感謝を告げた久保。試合に多く絡み、着実に成長を遂げるなか、充実の時を過ごしている。
【了】
茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 text by Football ZONE web
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