クラブ側は断固たる措置を取る方針

　この動画がガーディアン紙のウェブサイトに投稿されると、チェルシーサポーターの蛮行に大きな批判が集まった。スタジアムの外で発生した騒動とはいえ、チェルシーにもUEFAからペナルティが科される可能性が浮上している。

　この事態にチェルシーは「このような行為は忌まわしく、フットボールや日常社会からも逸脱している。我々はこの事件に対するいかなる刑事処分もサポートする。そして、チェルシーの年間チケット保有者やクラブのメンバーが関与しているのなら、その特定にも協力する。入場禁止を含めた厳しい対処をとることになる」と声明を発表。クラブはすでに今回の一件に関する捜査に協力。データベースの情報を提供し、人種差別行為に及んだサポーターの特定を急いでいるという。

　地元メディアはチェルシーのサポーターが試合前に相手サポーターと衝突し、警官が催涙ガスを使用したとも伝えている。フーリガンの蛮行はPSGの猛攻に耐え抜いたチェルシーの奮闘を台無しにしている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images