八戸同点弾も…ジャイアントキリングならず 後半20分からの天皇杯再試合は名古屋が勝利
名古屋1-0で行われた試合は、八戸が開始5分で同点弾と白熱
雷雨のため試合中断となっていた天皇杯3回戦ヴァンラーレ八戸対名古屋グランパス戦が2日行われた。名古屋の1-0リード、後半20分より再開という条件での再試合は、すぐさま八戸が同点弾を決めるなど白熱の展開となったが、終盤に名古屋が決勝弾を叩き込んで2-1と勝利を手にした。
7月12日の一戦では、後半8分に名古屋のFW永井龍のゴールにより名古屋が先制したが、その後の激しい雷雨により試合は58分間の中断後、中止が決定。協議の結果、後半20分より、名古屋1-0という条件での再開が決まった。怪我や移籍により12日中断時点と同じメンバーでの再開は困難となり、名古屋側が大会エントリーした選手から補充することを日本サッカー協会は特例として認めていた。
交代は八戸が残り1枠、名古屋が残り2枠残しているなかでの再開試合は、開始からわずか5分(実質、後半25分)で同点弾が生まれた。八戸がゴール左でFKを獲得し、MF 金久保彩が低弾道のシュートを放つ。名古屋のGK渋谷飛翔が懸命に前にはじき出すも、こぼれ球に反応したFW村上聖弥が流し込んで1-1の振り出しに戻った。
八戸の反撃ムードが漂うなかで迎えた再開後20分(実質、後半40分)、名古屋は右CKからMFワシントンが頭で合わせてゴール。最終的にこの一撃が決勝弾となり、名古屋が2-1で逃げ切った。
八戸はジャイアントキリングこそならなかったが、一時同点に追いつくなど猛追して意地を見せた。一方の名古屋はヒヤリとしながらも4回戦へと駒を進めている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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