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イブラが古巣ミランに10月からの復帰を打診? 最大の障害は9億円の高額年俸か
ストライカー獲得に動くも補強できないミラン、代理人ライオラ氏が暗躍
右膝の負傷でリハビリ中のFWズラタン・イブラヒモビッチが、古巣ACミランに復帰する可能性が急浮上している。イタリアのテレビ局「プレミアムスポーツ」が報じた。
イブラヒモビッチは昨季マンチェスター・ユナイテッドに1年契約で所属し、公式戦28ゴールを決める活躍を見せたが、4月に右膝前十字靭帯を損傷。既定路線となっていた契約延長オプションは行使されずに退団、現在は浪人生活を送っている。負傷が完治次第、ユナイテッドに復帰すると報じられていたカリスマだが、代理人のミノ・ライオラ氏が暗躍。2010年から12年まで在籍したACミランへの、10月からの復帰を売り込んでいるという。
今夏のミランは大型補強に成功する一方、ワールドクラスのストライカー獲得には至っていない。ドルトムントFWピエール=エメリク・オーバメヤン、チェルシーに移籍したアルバロ・モラタ、トリノFWアンドレア・ベロッティの獲得に乗り出していることをクラブ幹部は明言したが、現時点では誰一人獲得できていない。
10月に36歳の誕生日を迎えるカリスマだが、その得点センスはいまだ衰えず、故障が完治さえすればミランにとって最高の補強となる。移籍金もゼロと獲得への障害はないように見えるが、唯一のネックとなるのが巨額年俸だ。その額は税引き後で700万ユーロ(約9億1000万円)と、セリエAでも最高クラスの年俸を求められることになるという。
ミランに最後のスクデットをもたらした黄金時代の最後の象徴は、家族も愛するミラノの街に凱旋するのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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