FC東京がクラブユース連覇に王手! 久保が先制点に絡み川崎に勝利、決勝で浦和と激突

昨年同大会のリマッチとなった一戦 後半からFC東京が主導権を握り先制に成功

 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)準決勝、川崎フロンターレU-18対FC東京U-18が行われ、2-0でFC東京U-18が連覇に王手をかけた。注目のFW久保建英は2トップを組んだFW原大智の先制点を導き出すなど勝利に貢献した。

 昨年の同大会のリマッチとなった準決勝、川崎U-18は今秋行なわれるU-17日本代表として活躍の期待がかかるFW宮代大聖、FC東京U-18もMF平川怜、久保が先発して好マッチの予感が漂った。試合は昨年の試合で1-5と大敗を喫した川崎がボールを保持する展開となる。

 対するFC東京は、11分に188センチの長身FW原大智がヘディングで落とすと、久保が左サイドを持ち込んでシュートに持ち込む。これでリズムをつかんだFC東京は、2分後に原が際どいダイビングヘッドを放ち、その後もMF品田愛斗の立て続けの無回転ミドルを川崎GK早坂勇希が防ぐ。川崎もトップチーム顔負けのパスワークを繰り出してフィニッシュまで持ち込むが、両GKの好セーブもあり、スコアレスで前半を折り返した。

 後半に入るとFC東京が主導権を握り、久保がボールに絡む回数が増え出す。しかし川崎もMFデューク・カルロスの地を這うミドルで巻き返すなど、一進一退の攻防は続いた。試合が動いたのは後半13分、久保の突破からだった。左サイドから切れ込んで角度のないところからクロスかと思わせ、痛烈な左足シュート。これはGK早坂の好セーブに遭ったが、こぼれ球を原がダイビングヘッドで叩き込み、先制に成功した。

 

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