独代表DFがイタリアで受けた人種差別の根絶を訴える 「僕は正義が欲しいだけだ」

「イタリア人全員ではないけれど…」

「イタリアにいる人全員がそういう人ばかりではない。イタリアで差別の話になると、イタリア人全員が差別をすると考える人もいるがそんなことはない。僕が言いたいのは、差別をする特定の人たちのこと。そういう人たちはスタジアム入場禁止になるか、罰金を支払う必要がある」

 リュディガーは差別を受けた時の気持ちを、「孤独を感じる」と表現している。「みんな『冷静になれ』とか『何もしなければいい』と言う。黒人でない人だったり、そういう気持ちを味わったことのない人が言うのは簡単なこと」と、周囲から理解を得られないもどかしい気持ちを説明。「人はそれぞれ違うんだ。ある人は受け入れて反応しなくても、反応する人もいる。僕はどちらの立場も理解できる」と語った。

 チェルシー加入を「夢」と話すリュディガーは、イングランドで充実の日々を過ごすことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング