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モイーズ氏がプレミア電撃復帰も? ウェストハムが招聘に動く可能性が浮上
スペインで再び評価を高めているモイーズ氏
スペイン1部のレアル・ソシエダを率いるデイビッド・モイーズ監督が来季プレミアに電撃復帰する可能性が浮上した。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。
同監督を招聘する可能性が伝えられているのはウェストハム。同クラブは現在、サム・アラダイス監督が指揮を執っているが、今季限りで契約が満了に。チーム関係者は現在8位というチーム状況から続投の可能性は「5パーセント以下」と話しているという。
この状況下で共同オーナーのデビッド・サリバン氏とデビッド・ゴールド氏は後任候補を探していると伝えられており、モイーズ監督とトルコ強豪ベシクタシュを率いているスラベン・ビリッチ監督をリストアップしているようだ。
モイーズ監督は長らくエバートンを指揮した後、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したが、昨季途中に解任。また、現役時代クロアチア代表DFだったビリッチ氏はウェストハムで1年半のプレーしたOBでもある。
現在ソシエダでバルセロナを撃破するなどその手腕を発揮しているモイーズ監督は昨年11月に監督就任後、降格危機だったチームを12位まで引き上げた。マンUでの短期政権で1度は下げた評価をスペインの地で再び高めている。ソシエダでの年俸は150万ポンド(約2億7000万円)で、アラダイス監督の300万ポンド(約5億4000万円)の半分だという。
ソシエダは来季の補強費をモイーズ監督に約束。スペイン生活に満足しているという指揮官自身も新進気鋭のバーンリーFWダニー・イングス獲得交渉を積極的に進めるなど来季ソシエダでの指揮に並々ならぬ熱意を見せている。来季終了までソシエダと契約を残すモイーズ監督の引き抜きには違約金も発生するが、それでもウェストハムは招聘に本腰を入れるのか。スコットランド人指揮官の今後の動向が注目される。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images