ネイマール乱闘騒動で「チームメイト同士のケンカ」に脚光 スペイン紙が過去の事例を紹介

イブラは肋骨を骨折する事態に…

 ブンデスの絶対王者バイエルンも、2015年に内紛騒ぎがあった。ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキに対して、ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが激しいチャージを見舞ったことでエースが怒り心頭に。屈強なフィジカルを誇る二人ということもあり、元ドイツ代表DFフィリップ・ラームらが複数人でなだめに入らざるを得なくなった。

 現在、膝のリハビリに励む元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチも、チームメイトに“壊された”ことがある。2010年、ACミラン所属時にアメリカ代表DFオグチ・オニェウとの衝突が発生し、乱闘が発生。そのケンカの影響でイブラは肋骨を折ってしまった。

 そのほかにも2014年ブラジル・ワールドカップでは、オランダ代表のFWアリエン・ロッベンとDFブルーノ・マルティンスが、練習中のミニゲームで激しく衝突。ロッベンはサムアップのポーズを見せていたが、相手の激しいタックルに明らかに苛立ちを見せていた。

 マーカーを出し抜こうとする者と、それを決死の思いで止めようとする者。アタッカーとマーカーが常に存在するサッカーで、衝突は避けられないことかもしれないが、今回の“微妙な時期”に起きたネイマールのケンカは笑い話で済まされるのか、それともPSG移籍の契機となってしまうのか――。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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