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“ポール・ガスコインの再来”が退団か エバートン監督が明言、移籍の質問に「イエス」
下部組織で育ったバークリー、契約延長ではなく移籍の道を選択か
プレミアリーグのエバートンは今夏、イングランド代表FWウェイン・ルーニーを獲得するなど大型補強を進めている。その一方で、“ポール・ガスコインの再来”とも言われるイングランド代表MFロス・バークリーは退団が濃厚な状況になっているとロナルド・クーマン監督が明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
23歳のバークリーは、エバートンの下部組織で育った生え抜きのスター選手。イングランド代表としても活躍し、そのプレースタイルから同国のレジェンドでもあるガスコインやMFフランク・ランパードと比較されてきた。
バークリーは鼠径部の手術を受けた影響で約4週間の離脱中。開幕戦出場は絶望的な状況のなか、注目はその去就に集まっている。クラブとの契約期間は残り1年を切ったが、同局によれば契約延長ではなく移籍という道を選択するようだ。
UEFAヨーロッパリーグ予選のルゾンベロク(スロバキア)戦を28日に控え、前日記者会見に出席したクーマン監督は、バークリーが移籍するかどうかの質問に「イエス」と回答。さらに「彼の個人的な状況は難しいものではない。我々は彼に好条件の新しいオファーを送ったが、彼はそれを断り、私に『新しいチャレンジを探している』と言った」と続けた。
英紙「リバプール・エコー」も「ロス・バークリーは“100%”エバートンを離れる」との見出しでこのニュースを報じている。
バークリーに対しては昨季プレミアリーグ2位のトットナムが関心を示していると噂される。現時点で正式なオファーはまだ届いていないというが、エバートンはチームの中核である司令塔は失う可能性が高そうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images