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モウリーニョ監督、レアル時代の意外な辞任理由を告白 「バルサとのギャップが…」
10年から白い巨人で指揮 無冠に終わった12-13シーズンを最後に退団
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は2010年から13年までレアル・マドリードを指揮した。無冠に終わった12-13シーズンを最後に退団した名将だが、宿敵との埋められない差から辞任したと意外な理由を告白している。ポルトガル地元紙「レコード」が報じてい
モウリーニョ監督のマドリード時代はロッカールームでの確執が浮上し、メディアとも衝突するなど険悪な状態で白い巨人を去ることになった
「私の仕事はフットボールのチームの指揮を超えるものだった。攻撃的なチームへの進化だったんだ。新たな構造を織り交ぜながら、よりダイナミズムを生み出す。私がマンチェスターでやっている仕事だ。レアル・マドリードで今起こっていることと全く同じなんだ」
モウリーニョ監督はこう語った。堅守、速攻をポリシーとする指揮官だが、攻撃的なチームへの変貌を目指していたという。だが、メガクラブの変革は簡単ではなかった。
「ビッグクラブには偉大な期待が付きまとう。我々は難しい時期を過ごしていた。なぜなら、バルセロナとのギャップはどんどん広がっていたんだよ。クラブ、会長、幹部も困難な時期だと感じていた。だからこそ、私に残留してもらいたいと彼らは願ったんだ。しかし、私は自分から退団を彼らにお願いしたんだ」
現在ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルは再びリーガとUEFAチャンピオンズリーグ制覇を果たし、欧州の頂点にたどり着いたが、当時のペップ・グアルディオラ監督の率いたバルセロナは黄金期とも呼べる最高のタレントと連動性を誇っていた。リーグ、国王杯を勝ち取った百戦錬磨のモウリーニョ監督だが、当時のバルサとの広がる戦力差を埋めることは難しかったようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images