「138億円補強」に動く? リバプールがセリエAの中盤3選手の獲得を画策か
ロジャース監督の“極秘視察”が思わぬ形で発覚
今季7位のリバプールが今夏の移籍市場で総額7590万ポンド(約138億円)の移籍金でセリエAの中盤トリオを獲得する可能性が浮上した。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
リバプールのブレンダン・ロジャース監督は10日に行われたプレミアリーグ第25節のトットナム戦で劇的な3-2勝利を収めた直後、記者会見をアシスタント・コーチのコリン・パスコー氏に任せると、足早にスタジアムを離れたという。
ローマ市内にある世界最小の国家「バチカン市国」で、偶然遭遇したリバプールの男性サポーターとの笑顔の写真撮影が13日早朝、ツイッター上で流出したことで、極秘だったロジャース監督のイタリア出張が発覚した。
今季終了後にMLSのLAギャラクシーへの移籍が決まっているキャプテンの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードの後釜として、ASローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチの獲得に動いている可能性はすでに報じられていたが、代表キャップ56試合を誇るピャニッチ以外にも補強の準備を進めているという。
ローマのベルギー代表MFラジャ・ナインゴラン、そして、ラツィオのスペイン人ウインガー、ケイタ・バルデ・ディアオの2人だ。
ピャニッチとディアオの移籍金はそれぞれ2500万ポンド(約45億5000万円)で、ナインゴランの移籍金は(約47億円)と報じられている。ローマを本拠地とする強豪2クラブの3選手の違約金は合計138億円と高額だが、移籍交渉が成功すれば、ジェラードの去った後のチームを一気に強化できそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images