物議を醸す“問題児”カッサーノ 二度目のベローナ退団宣言も現役引退は否定

イタリア紙が一斉に報道 セッティ会長「彼は正常な状態じゃない」

 悪童として名を馳せた元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは、今季ベローナに加入したが、先週に引退宣言を行った後、急転撤回。この行動が物議を醸していたが、改めて退団を宣言した。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」などが一斉に報じている。

 カッサーノは今季セリエAに昇格したベローナに入団したが、わずか8日後に突如現役引退を発表。その直後に撤回していたが、マウリシオ・セッティ会長は現実を明らかにした。

「この男の頭の中は正常な状態じゃない。フィジカル的にも運動的にも優秀なのだが、退団することになる。プロとして彼の行動を批判できない。彼は誠実な状況でいられない。集団の中で明晰な判断を下せない。家にいたいと願っているのだからね」

 セッティ会長はこう語り、退団は決定事項だとしている。

「浮き沈みがあるんだ。彼は雄弁になったかと思えば、沈黙する。残念だよ。彼はプロ選手としての観点から、全てを成し遂げてきたのに」

 

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