宇佐美、2回の決定機を外してアピールならず 独紙「6ヤードの距離からバーの上へ」

ドイツ2部クラブとのテストマッチ、後半19分から出場もチャンスでミス

 アウクスブルクの日本代表FW宇佐美貴史が22日に行われたドイツ2部SSVヤーン・レーゲンスブルクとのテストマッチに途中出場した。味方のクロスと得意のドリブルから2回の決定機を迎えたが、いずれもシュートは枠を捉えられず、アピールすることはできなかった。

 ベンチスタートとなった宇佐美は1-2とビハインドを背負った後半19分から出場。右サイドを突破したMFマルコ・リヒターから宇佐美に決定的なボールが供給されると、ゴール前へ飛び込んだ宇佐美はダイレクトで狙うも、至近距離からのシュートはゴールの枠を大きく外れた。このミスに、宇佐美はピッチに倒れ込み、両手で顔を覆った。

 ドイツ紙「キッカー」は試合のマッチレポートでは、このシーンについて「タカシ・ウサミには同点の大きなチャンスがあったが、マルコ・リヒターのクロスから放ったシュートは6ヤード(5.4メートル)の距離からバーの上へ」と描写されている。

 さらに、試合終了5分前には自らのミスを取り返そうと宇佐美がドリブルを披露。得意とする左サイドからのカットインで2人の間を強引に打開すると、エリア内でカバーに入った3人目もかわしたところで右足を振り抜いた。しかし、このチャンスでもシュートは大きく逸れて得点に結びつかなかった。

 チームも1-2で敗戦。宇佐美はゴールに迫る迫力を見せたものの、最後のところで精度を欠き、十分なインパクトを残すことができなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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