「日本のスター、インパクトをもたらせるか?」 メキシコリーグ開幕「10の見所」に本田選出
疑問点は「本田がいかに適応するのか」 ジニャックの域に近づけるか
メキシコリーガMXはついに開幕を迎えた。強豪パチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑はメキシコ1部前半戦の10の見所の一つに選出されるなど注目を集めている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
元日本代表FW福田健二も所属したパチューカだが、ACミランで10番を背負った男がやってくるとなると話は別なのかもしれない。
リーグ前期にあたる「アペルトゥラ」の10の見どころの一つとして、「日本のスター、本田はリーガMXでインパクトをもたらせるのか?」とクローズアップされている。
記事では本田の契約はメキシコリーグに対する日本での認知度を高める役割が期待されていると指摘されている。その一方で、本田の新天地での活躍には大きな疑問符も存在するという。
「大きな疑問点は、本田がいかに適応するのか、だ。パチューカは本田に対してフランス人ストライカー、アンドレ・ピエール・ジニャックがティグレスで成し遂げたことを再現してもらうことを期待している。もしも、その域まで近づくことができれば、リーグ全体にとって重要な追い風となる」
特集で比較されているのは昨年6月の欧州選手権でフランス代表に招集されたティグレスFWジニャックだった。名門マルセイユから2015年シーズンにメキシコリーグに移籍。ティグレスでは2シーズン合計62試合37得点と活躍した。タレント揃いのフランス代表のストライカーの一角として母国開催の欧州選手権に選出されたことは、メキシコリーグの格を上げる重大なイベントとなった。
本田はジニャックの働きに近づくことはできるのだろうか。ミランで10番を背負っていた男には多大な期待がかけられている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images