パチューカ移籍の本田はキャプテン翼!? 「大空翼がメキシコに到着」とスペイン紙特集
「贅沢な知名度加速器」と記された本田の効果は…
パチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑は新入団記者会見で背番号「02」が発表され、キャプテン翼の映像が登場するなど注目を集めているが、スペインメディアも「ケイスケ・ホンダか、大空翼か」と特集している。
「ケイスケ・ホンダか、あるいはオリベル・アトムがメキシコに到着」と特集したのはスペイン紙「エル・パイス」。オリベル・アトムとは人気サッカー漫画キャプテン翼の主人公、大空翼のスペイン名だ。「オリベルとベンジー」というタイトルで欧州でも絶大な人気を博している。キャプテン翼は海外で絶大な知名度を誇り、メキシコでは「スーペル・カンペオネス」というタイトルで放送されている。
記者会見でキャプテン翼の映像が用いられた本田だが、パチューカは大きな知名度を手にすることができたという。
「パチューカが話題を作りたいと願うなら、それはもう叶った。贅沢な知名度加速器として本田の記者会見を行った。24人以上の日本人記者とファンがやってきた。彼らには寿司がもてなされた」
記事ではこう報じられている。これまでパチューカはキャリア終盤のベテランを獲得してきたが、成果は少なかったという。元アルゼンチン代表FWフェルナンド・カベナギ、元スペイン代表FWラウル・タムード、元メキシコ代表ネリー・カスティージョという実力者を獲得したが、思うような結果は出なかった。
だが、本田は意気込みが違うという。「彼は3人のセキュリティガード、日本のフィットネスコート、通訳を連れてきた」と個人スタッフとともにメキシコに登場したと報じられている。
12月にUAEで行われるFIFAクラブワールドカップに参戦するパチューカには、国際的な知名度を高めるミッションが存在する。本田効果でメキシコの古豪はさらなる存在感を示すことができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images