セビージャ監督が鹿島の試合巧者ぶりを称賛 「効率良く、ハードな戦いをするチーム」
セビージャの選手も驚きの表情を…
セビージャは失点後、攻撃姿勢を強めたが、鹿島は“らしい”時間の使い方で相手をリズムに乗らせず、同41分にFWベン・イェデルにゴール左45度でシュートを放たれるピンチを迎えるも、GK曽ヶ端準のビッグセーブにより無失点で凌いだ。そして後半終了間際には右CKから鈴木が肩に当てたシュートがゴール右隅に吸い込まれ、試合を決定づけた。
ベンチ入りしたセビージャの選手も信じられないような表情を浮かべた、鹿島の快勝劇。昨年12月のFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリードを延長戦まで追い込んだ勝負強さを再び発揮する形となったが、セビージャを率いるベリッソ監督は、鹿島の戦いぶりについてこう称賛した。
「前半は非常に良かったですけど、後半に入って鹿島が効率良く攻めるようになりました。相手はそのチャンスを生かしました。ハードな戦いをするチームだという印象です。前半はボールを持って試合を優位に進められましたが、その後は彼らに流れが来たと感じます」
大岩監督は「選手が頑張ってくれた。粘り強く闘えたことが収穫じゃないかなと思います。(Jリーグ再開後は)たくさん来ていただいたサポーターの皆さんのために勝利を届けたいなと思います」とも話した。サマーブレーク前に首位C大阪と勝ち点1差につけていた前年度王者にとって、ヨーロッパ屈指の強豪相手の勝利は、後半戦に向けて勢いに乗る1勝となりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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