セビージャ監督が鹿島の試合巧者ぶりを称賛 「効率良く、ハードな戦いをするチーム」
鹿島がFW鈴木の2ゴールで“アンダルシアの雄”に勝利 ベリッソ監督が敗因を語る
Jリーグワールドチャレンジ2017の鹿島アントラーズ対セビージャの一戦が22日、カシマスタジアムで行われ、途中出場のFW鈴木優磨の2ゴールで鹿島が2-0と勝利をものにした。試合後にはセビージャの指揮官が「後半に入って鹿島が効率良く攻めた」と鹿島の試合巧者ぶりを褒め称えた。
17日に行われたセレッソ大阪戦では圧倒的なポゼッションをベースに、3-1で快勝したセビージャ。この日もベリッソ新監督の下で再構築しているパスワークに冴えを見せた。大岩剛監督は「セビージャさんはすごく強くて振り回された形になりました」と話す通りの展開だった。
それでも鹿島の鋭い寄せに苛立ったのか、前半43分にはバネガがレオ・シルバにアフターチャージを浴びせ、後半開始直後には空中戦でFW金崎夢生がDFマトス・ガルシアと競り合って転んだ際、脇腹をスパイクで踏まれてユニフォームが破けるなど、セビージャは親善試合とは思えぬ戦闘モードで挑んできた。
そのなかで同27分、右サイドからの横パスに対して途中出場のFW安部裕葵がドリブル突破を開始。2人のマーカーを置き去りにして相手GKをつり出すと、フリーとなった鈴木が無人のゴールに流し込む。“アンダルシアの雄”相手に奪った一撃に、鈴木は仁王立ちの“ロナウドポーズ”を披露して大喜びした。
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