鹿島がEL3連覇の強豪セビージャを破る金星 途中出場のFW鈴木が2得点でクリロナポーズ
連動したディフェンスで要所を締めた鹿島、試合巧者ぶりを発揮
Jリーグ王者・鹿島アントラーズが、UEFAヨーロッパリーグ3連覇のセビージャを破る金星を奪った。Jリーグワールドチャレンジ2017、鹿島対セビージャが22日、カシマスタジアムで行われ、後半17分から出場のFW鈴木優磨の2ゴールで鹿島が2-0と勝利をものにした。
昨年行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)で準優勝したこともあり、スペインでも名を知られた鹿島。この日は日本代表DF昌子源をはじめ植田直通、MFレオ・スルバ、FWはペドロ・ジュニオールと金崎夢生の2トップで臨んだ。一方のセビージャは今季インテルから復帰したアルゼンチン代表MFエデル・バネガ、昨季MF清武弘嗣とポジションを争ったMFガンソらが先発した。
17日に行われたセレッソ大阪戦では圧倒的なポゼッションをベースに3-1で快勝したセビージャ。この日もベリッソ新監督の下で再構築しているパスワークに冴えが見られた。しかし、4-4-2システムで臨んだ鹿島は連動したディフェンスで要所を締め、カウンターを狙う展開に持ち込んだ。
36分には鋭いパスワークからMFコレアが1対1を迎えたが、GK曽ヶ端準がコースを制限し、シュートは枠外へと逸れた。鹿島の鋭い寄せに苛立ったのか、前半43分にはバネガがレオ・シルバにアフターチャージを浴びせ、警告を受ける場面もあった。
後半開始直後には空中戦で金崎がDFマトス・ガルシアと競り合って転んだ際、脇腹をスパイクで踏まれてユニフォームが破けるなど、セビージャは親善試合とは思えぬ戦闘モードで挑んできた。