本田、勝てないミランに持論展開 サポーターのブーイングも悪影響?
エンポリ戦で1-1ドロー、本田は右サイドで先発も得点絡めず
ACミランが15日にホームでエンポリ戦を戦い、1-1のドローに終わった。開始直後にアレックスが負傷交代するも、前半40分にマッティア・デストロのゴールで先制。しかし、後半24分に痛恨の同点弾を許した。ミランは試合終盤、GKディエゴ・ロペスの一発退場もあり、流れを引き寄せることができず、勝ち点1を手にするのがやっとだった。日本代表FW本田圭佑は右サイドで先発出場したがゴールに絡めず、1-1の後半34分にアレッシオ・チェルチと交代した。
今季ミランは序盤戦で好スタートを切りながらも徐々に失速し、2015年に入ってもリーグ戦1勝2分け4敗と低調な成績が続いている。本田は試合後、地元メディアから不安視されていた自身のコンディションについて万全を強調。なかなか勝ち点3を奪えないチームに関しても「もう少しみんなが前を向いてやれば一気に好転する可能性は感じている」と前向きに語った。またサポーターのブーイングに対しても持論を展開。思うように結果が出ない中でもポジティブに取り組んでいくことの重要性を説いた。試合後の一問一答は以下の通り。
――今週2日間休んで2日間追い込む特別メニューだったようだが?
「誰が言ってたんですか?」
――新聞にあった。
「それは間違ってますね」
――ではみんなと同じメニューをこなした?
「1日だけ別メニューをやりました。それ以外は全部チームと一緒にやりました」
――コンディションは?
「いいと思いますね。全体的に動けてますし、実際にデータを見てもちゃんと維持されている。まったく問題ない」
――守備ではサイドで一辺に2人を見るようなシチュエーションもあった。コンディションはよさそうだった。
「それをディフェンスで使うか、いいところで使うか。チームの状況が今の自分の結果にもつながっていると思うんですけど」
――もう少し前でやりたかった?
「そうですね、とはいえああいう状況になれば誰かがあそこに戻らなければいけない。できるだけああいう状況にならないシチュエーションをチームとして作っていかなければいけないし、攻撃を、たとえばフィニッシュで終わるとか変な取られ方をしない、細かいところですけど、いい時間帯とかはその辺はセカンドをまた奪えて厚みのある攻撃を、2次的、3次的に、そのまま攻撃を続けられてるんですけど、そうじゃない時、1回、1回カウンターをくらっていれば、必然的に1回攻撃して1回100メートル近く戻るっていうふうにやると合理的ではないし、もったいない」