開幕5カ月で10得点! 超攻撃的DF闘莉王が明かすゴールを生み出す二つの要因とは
闘莉王のシュート決定率は圧巻の…
今季、闘莉王の決定力はデータ上でも突出している。故障の影響で出場試合はリーグ戦23試合中17試合。放ったシュートは34本で、シュート決定率は29.4%と圧巻の数字を誇る。
第23節終了時点で16ゴールを奪い、J2得点ランク首位に立つ横浜FCのFWイバの19.2%を遥かに凌ぐもので、得点ランク20傑の中では、同じく10ゴールで5位タイの水戸ホーリーホックFW林陵平の34.4%に次ぐ、第2位となっている。
凄まじいシュート成功率の裏には何が存在するのだろうか。経験だけではない。DFとしてのメンタリティーが好影響をもたらしているようだ。
「自分はDF。FWの選手とはまずメンタリティーが違う。彼らはミスしても次のチャンスに決めればいいという発想の持ち主だと思う。それぐらいのメンタルでなければ務まらない仕事でもある。でも、DFは正反対。ミスは許されない。どんなに良いプレーをしていても、一回のミスで失点してしまえば、全てを失ってしまう。だから、ワンプレーに懸ける集中力が違う。相手のゴール前で自分の前にシュートチャンスが来たとする。DFならそこで外したら、次にいつチャンスが来るか分からない。数少ない決定機にとことん集中力を高める。だからこそ、自分はゴールを決めることができているのだと思う」